派遣業界売上ランキング2017!どこの派遣会社が儲かってる?
派遣会社を比較する中で派遣会社の安定度を図る指標の一つとして、売上高や当期純利益といった決算情報があると思います。
この記事では、2017年度の派遣会社各社の決算情報から売上高を分かる範囲でピックアップしてみました。
というのも、海外の派遣会社などは、世界での売上高などの情報はもちろんありますが、日本での売上高などの情報の開示は限定されていること、またそもそも上場していない会社の決算情報は手に入らないことから、分かる範囲でのピックアップとなっています。
この記事で書いていること
1.派遣業界売上ランキング1位:パーソルホールディング
株式会社パーソルホールディングは、パーソルテンプスタッフ、パーソルキャリア、パーソルR&D、パーソルプロセス&テクノロジーを主要中核会社として構成されている企業グループです。
人材派遣業では「テンプスタッフ」が挙げられます。他に転職サービスとして「doda」、求人情報サービスとして「an」などの運営を行っています。
1−1 パーソルテンプスタッフ売上2017
▶︎2017年パーソルホールディング売上高:7,221億円(連結ベース)
・テンプスタッフ単体での精緻な情報はありませんが、パーソルホールディングの派遣業としての売上高は、4,788億円、かつ日本の売上比率は約83%ですので、テンプスタッフ単体の売上高は、おおよそ4,000億円程度と考えられます。
2.派遣業界売上ランキング2位:リクルートホールディングス
株式会社リクルートホールディングスは、求人広告、人材派遣、販売促進などのサービスを手掛けています。人材派遣業では主に「スタッフサービス」と「リクルートスタッフィング」を所有しています。
2−1 スタッフサービス売上2017
▶︎2017年リクルートホールディングス売上高:2兆1,733億円(連結ベース)
・スタッフサービス単体での精緻な情報はありませんが、派遣業としての全体の売上高は、1兆2,988億円。日本での売上高は5,092億円です。
・リクルートが保有する日本における人材派遣会社は、スタッフサービスとリクルートスタッフィングですので、おおよそ求人数が多いスタッフサービスの方が売上高は多いと想定できますから、スタッフサービス単体の売上高は、3,000億円〜4,000億円程度だと言えると思います。
スタッフサービスに登録する
2−2 リクルートスタッフィング売上2017
こちらリクルートスタッフィング単体の売上高もわかりませんが、予測可能な情報を有価証券報告書から予測して掲載します。
・リクルートスタッフィング単体での精緻な情報はありませんが、派遣業としての全体の売上高は、1兆2,988億円。日本での売上高は5,092億円です。
・リクルートが保有する日本における人材派遣会社は、スタッフサービスとリクルートスタッフィングですので、リクルートスタッフィングの売上高は、1,000億円〜2,000億円程度と思われます。
リクルートスタッフィングに登録する
3.派遣業界売上ランキング3位:アデコ
アデコ株式会社は、オランダのスイスに本拠を置き、世界60カ国で5,000以上の拠点を持つ世界規模の総合人材サービス企業。人材派遣、人材紹介、アウトソーシングなどあらゆる人材のサービスを提供しています。
人材派遣業では「アデコ」が挙げられます。他に転職や新卒のエージェントサービスとして「Spring」などの運営を行っています。
3−1 アデコ売上2017
▶︎2017年アデコ売上高:1,611億円(日本)(12億7600万ユーロ)
【参考】2017年売上高(世界)236億6000万ユーロ
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4.派遣業界売上ランキング4位:パソナグループ
株式会社パソナグループは、人材派遣業「パソナ」を中心に国内・海外約50社で人材ビジネスや人材育成、地域創生事業などを展開しています。国内外含めて60社以上のグループ企業で構成されています。
4−1 パソナ売上2017
2017年パソナグループ売上高:3,114億円(連結ベース)
・パソナ単体での正確な情報はありませんが、パソナの人材派遣業としての売上高は、1,598億円です。
パソナに登録する
5.派遣業界売上ランキング5位:ランスタッド
ランスタッド株式会社は、オランダのアムステルダムのに本拠を置き、世界38カ国で4,800以上の拠点を持つ世界規模の総合人材サービス企業です。
主軸となる人材派遣以外にも再就職支援、人材コンサルティングなども行っています。
5−1 ランスタッド売上2017
世界的にも認められている大手人材派遣企業なので安心して就業することが出来ます。
ランスタッド日本単体の売上高はわかりませんが、英語版のプレスリリースより予測して掲載します。
▶︎2017年ランスタッド(世界)売上高:232億7300万ユーロ
・ランスタッド日本単体での精緻な情報はありませんが、2017年度の英語版プレスリリースによると、日本、オーストラリア、ニュージーランド、中国、インド、ラテンアメリカで構成されている「Rest of the world」の売上高は19億1,100万ユーロとなっています。
売上高が単独で公表されている国よりも割合が小さいと仮定し、「Rest of the world」の項目で日本が最初に説明されていることから、ざっくりと「Rest of the world」の1/4程度〜1/3、4億7,700万ユーロから6億3,700万ユーロ程度ではないかと予測します。
そして、記事作成時現在のレート(1ユーロ=119円)で仮定して計算すると、日本円でおよそ570億から762億程度と予想されます。
いかがでしたでしょうか?
おすすめの派遣業界の売上をランキング形式でまとめました。
売上高が高いということは、人気がある派遣会社です。派遣のシステムや福利厚生などが整っていて、派遣会社のスタッフもきちんと教育されている質の良い、安心できる派遣会社と言っていいでしょう。
派遣会社選びで悩んだ時は、こういった売上高などの情報も加味して考えてみるといいでしょう。2018年の売り上げランキングも以下で紹介しています。
6.派遣会社のおすすめ総合ランキング2021
当サイト推奨の最新派遣会社の総合ランキングは、実際の派遣登録者からのインタビュー・評判、口コミで作成されています。
売り上げのランキングではありませんが、派遣会社の強みや評判を総合的に確認できるので、売り上げランキングと合わせて確認するといいと思います。